報道関係者   ·  

ターンイットインが教育業界に向けてAIライティング検知機能を提供開始

既存ワークフローに組み込まれた新機能により、AIが生成した文章を高精度で検知することが可能になります。

Japan

アカデミック・インテグリティ(学問と研究における誠実さ・健全性)の推進を牽引し、 採点や評価のオンライン学術支援ツールを提供するターンイットイン(Turnitin)は、 AIによるライティング支援の痕跡を検知する機能の提供を本日より開始しました。このテクノロジーにより、 ChatGPTを含むAIライティングツールの使用を検知、学生の提出物の独自性の検証を可能にします。

ターンイットインではChatGPTがリリースされる約2年前から、 多くのAIライティングアプリケーションの基盤技術であるGPT3の検知機能の開発が進められてきました。 ターンイットインのAIライティング検知機能は、学生の提出物からAIが生成した文章を識別できるよう設計されており、 既存のシステムに組み込まれるため、ターンイットインのユーザーは既に連携済みのLMS(学習管理システム)を通じてアクセスできます。 国内外10,700以上の教育機関と210万人以上の教育者は、既存ワークフローの中で、迅速かつ簡単にAIが生成した文章の有無を識別し、 学生にフィードバックできるようになります。

今回提供を開始するAIライティング検知機能は、 学生の提出課題にAIによって生成された可能性のある文章がどれだけ含まれているかを識別し、学生とのさらなるレビュー、確認、 ディスカッションが必要かどうかを判断するために使用できます。当AIライティング検知機能は、以下の製品およびソリューションで利用できます。 Turnitin Feedback Studio(TFS)、TFS with Originality、Turnitin Originality、Turnitin Similarity、Simcheck、Originality Check、 Originality Check+。

なお、本リリースにおけるAIライティング検知機能は、英語コンテンツにのみ対応しており、現時点で英語以外の言語は検知されません。

ターンイットインのCEOであるクリス・カレンは次のように述べています。「AIが生成した文章を正確に検知することは、 教育者にとって喫緊の課題です。提出された課題レポートの独自性を検証し、どのようなフィードバックを行うかを判断するためには、 高精度でAIを検知する必要があるのです。この検知機能が既存のワークフローに統合されることも重要であり、 私たちはターンイットインのソリューションにAI検知機能を組み込むことでこれを実現させました」

ターンイットインの最高製品責任者(CPO)であるアニー・チェチテッリは次のように述べています。 「学生の提出物からAIが生成した文章を検知するにあたり、ターンイットインのテクノロジーの精度は高く、誤検出率は非常に低くなっています。 今般、提供を開始する当検知機能は、何年も前から開発されていたものです。今後数ヶ月をかけて、 精度を更に高めるためにフィールドデータを用いて、検知機能を改良・適応させていきます」

また、教育業界で従事される方々がAIの新しい技術に対応し管理する際に役立つAIライティングに関するリソースページを公開しました。 このページは一般公開されており、ベテラン教育者で構成される当社のティーチング・アンド・ラーニングチームによって、 実用的なブログ等のリソースが定期的に更新されています。また、 AIライティング技術の進化に対応する当社の検出機能改良の進捗状況についても掲載しています。

ターンイットインは25年にわたり、教育関係者の信頼できるパートナーとして世界140カ国、1万6,000以上の教育機関において、 学生の課題レポートに対するインサイトを提供し、アカデミック・インテグリティの担保に貢献しています。